「コンクリ詰め殺人」に地名をつけるな

コンクリ詰め殺人有罪の男 監禁、傷害で逮捕
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040704-00000020-san-soci
アクセス数稼ぎたいので書いてみる。
とは言え、神作譲容疑者*1(三三)が鬼畜だとか結局更正しなかった*2とかそういう話をいまさら書いても仕方ない。
ここで言いたいのは、元のコンクリ詰め殺人が未だに事件の起きた地名と結び付けられて呼ばれる*3ことについてである。
なぜ地名を出す必要があるのか。
確かに、事件を特定するために地名をつけることはよく行われる。しかし、コンクリ詰め殺人が他にあるのか。百歩譲ってあったとしても、都道府県名(東京)*4や市区町村名(足立区)*5ではなく、なぜ「東京都足立区○○」の○○を付けるのか。
地名と事件が結び付けられることによって、事件から16年経った今でも、その住所(及び同名の駅周辺)は治安が悪いと言われている。もちろん特に治安がいいわけではないが、隣駅周辺の方が犯罪が多いにもかかわらずである。*6当然地価などにも反映されてくる。
事件を近所の人が気づいていた(と思われる)のに通報しなかったなどの事情は承知している。
だからと言って、その是非はともかく犯人ですら出所してしまっているのに、元事件現場の近くに住む人(そのほとんどは事件に対して全く責任はないであろう)に不利益を与えるようなことを続けるべきではないと思う。

*1:今回の監禁傷害は成人してから犯した犯罪で、名前をさらされることは自己責任の範囲だと思われるので実名を書いた。

*2:調べに対し「ちょっとやりすぎた」と話していることから明白。

*3:週刊文春の中吊りにもその地名が出ていた。

*4:例:埼玉保険金殺人。なお、例に使った事件は思いついたのを書いているだけで他意はありません。

*5:例:世田谷の一家四人殺人事件

*6:http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/toukei/yokushi/tokyo/tokyo_h.htm参照。