著作権法改正によるCD輸入盤規制は洋楽CDも対象だった

http://blog.melma.com/00089025/20040331002604
2/18の日記でも取り上げた著作権法改正案について、洋楽CDも対象となっていることが国会の質問主意書(文書質問)への答弁で明らかになった。
なお、族議員の皆さんのお名前は、甘利明さん、岸田文雄さんなど↓の通り。
http://news6.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1080874204/807
自分の意見は1/3の日記にも書いたが再掲しておく。

にも関わらず顧客を増やすことより今の顧客から搾り取ることしか考えない業界(例:CCCD、輸入盤規制)
CCCDについては各方面で言われているとおりなのでここでは書かないが、輸入盤規制は、ほとんど存在しない「邦楽の(逆)輸入盤」つぶしを口実として、洋楽輸入盤を規制して値上げを企んでるようにしか見えないんだが。言い換えれば、邦楽が売れなくても洋楽の輸入で利益が出るようにするための考えなのだろうが、値上げ値上げで客が逃げて破綻した国鉄吉野家(その後復活したが)の教訓は生かされないんだろうか。

「音楽ファンとして」とか「国益が」とかを除いても、これは長期的には業界のためにすらならず、自分が辞めるまで経営が安定して退職金を満額もらえるレコード会社経営者の利益にしかならない気がする。組織防衛でも何でもいいからもう少し大局(=市場規模の維持・拡大)を見てほしいものである。
ちなみに、一番上のリンクには日米租税条約の改正で米国企業の子会社が免税になる話も載っているが、新生銀行の瑕疵担保特約とか見てればわかるように、アメリカの利益を追求することがこの国の国是なのは昔からなので今更驚かないこと。